辻堂南口の雄 クッカーズグリル
食事ってどうしても作りたくないときとか、仕事でどうしてもできないときってあるじゃない。そういうときって食べに行くと思うし、今回はその行為をディグってこうと思う。こういうときは「どうしても、あそこのあれが食べたい」とか、だれかと久しぶりに会うとかデートみたいなポジティブな理由ではないわけ。
作れなくて行くわけだから、仕方なく行くパターンで理由としてはネガティブ。同じ外食なんだけどポジティブとネガティブがあって、ことネガティブなときって行きたい店が選び難くい。無理して店に入ってもここじゃなかった感を感じたりして、逆に感じるってことは外食の理由がネガティブパターンのときが大半。
まず店選びを失敗したくなかったら、ポジティブかネガティブか考えること。ポジティブなときならどうぞ行きたい店に行ってください。それでうまく行くと思います。
逆にネガティブなときはどうするかっていうと、行けば必ず美味しいものを出してくれとこに何も考えずに行くこと。自分の中ではこのことを「仕方なし行く」って言ってるんだけど、
じゃあ仕方なく行く店はどこか❔
ハングリータイガー、とんかつ大関、そしてクッカーズグリル。どれも素晴らしく美味しい値段も手頃な名店ね。歩いて数分の距離にこういう店が何軒かあることは、ほんと頼もしい。
仕方なし行くって失礼なって思うかもしれないけど、本当はそうじゃない。けっこう長く続く店ってのは、「悩むくらいならココにきたほうが早い」とか、「考えるのが面倒臭いからいつもココにきてる」みたいな理由で選ばれている店が多い。最高の店は「よくわからないけどいつもココで食べてる」って言う、常連さんが多くいる状態。
要するにとりあえず店が美味しいもん出してくれるから、行けばなんとかしてくれるってこと。こういう風にお客さんに思ってもらえるようになると、その店は安泰だと思う。
前置き長過ぎたけどクッカーズグリルでハニーゴルゴンゾーラバーガー¥1350を食べてきました。
ゴルゴンゾーラって塩気とパンチが強すぎて、失敗すると塩気が強過ぎの塩っぱいバーガーになってしまうのだけれど、そこを見事に解決している。
ゴルゴンゾーラとクリームチーズとハチミツを混ぜることによって、ゴルゴンゾーラの風味とパンチは残しつつ弱点の塩気を中和し、ハチミツの甘さでバーガー全体の旨さを格段に引き上げている。
お見事としか形容のしようがない。これ以上の説明は野暮ってもんで、詳細は食べに行ってみてください。
鎌倉小町通り入り口 ROOFTOPS
鎌倉にあるROOFTOPSに行ってきた。小町通り入り口に不二家のレストランがあって、そのビルの6Fにある。
鎌倉って土地柄、ビジターも多そうだけど地元の人からも人気があるみたいで、混雑していて待つことに。
今回注文したのは、マッシュルームグラタンバーガー¥1250+税とグリーンサラダ、マッシュドポテト、アイスコーヒーのセット¥400+税。それとROOFTOPSはバーガーが小ぶりなのでサイドのチリコンカルネ¥800+税。
まずはチリコンカルネが到着。
ホクホクしてピリっと辛くて、食べ始めると止まらない。味付けが強すぎないので食べやすい。
しばらくすてメイン到着。
バーガーのアップはこちら、
パティ、オニオン、マッシュルーム、トマト、レタスと全体に高さがあるビルド。 慎重に紙に挟んで、ゆっくりワンプッシュして食べ始める。
バンズがふっくらとして柔らかい。パティがかなりゴツゴツとした食感で見た目よりワイルド。スパイシーさもあってかなり好きな感じ。
ホワイトソースはかためでコショウが効いている。マッシュルームのゴロってした食感と香りがバーガーの中でいいアクセントになっている。そのまま食べてみたけどそれだけで十分美味しい。こんどグリルしたマッシュルームでマカロニグラタンを作ってみようと思う。
グリーンサラダのドレッシングはオリーブオイルと塩ベースでシンプルなんだけどとてもよかった。なんの味か分析できなかったけどレシピが気になる。
全体に丁寧な仕事をしていてどれも美味しい。プレートに盛られていて画力も抜群で名店って感じの揺るぎなさはさすがです。鎌倉に行くことがあったら行ってみてください。
あとついでに紹介しとくと、御成通りにあるコリーナってジェラート屋もオススメ。鎌倉って実はジェラート春秋戦国時代していて、かなり注目してる。コリーナは素材の使い方がエグいぐらい上手で、自称味覚有段者なら食べといた方がいいかも。素材の味をあますことなく表現できてるって状態のその先行ってます。
ちょい旅行気分、8LOUNGE
今日は藤沢にある8LOUNGEに行ってきた。藤沢駅の南口にオーパがあって、その裏にある。8HOTELのエントランスの横にあって、入り口はこんな感じ。
で、店内はこんな雰囲気。
コンクリートの打ちっぱなしで照明が柔らかくブラウンで丸い。ひとりでダラっとするもよし、友達とべしゃるもよし。藤沢の駅近くにはスタバとタリーズとかあるけどいつも混んでて席も狭い。それだったらもうちょい金出して、8LOUNGEってのは正しいお金の使い方だと思う。
なんで旅行気分になったかというと、台北が好きで20代半ばからほぼ毎年行っている。台北の中山エリアの松江南京ってとこにfika fika cafeとroyal petit gardenっていうグレートなカフェがあって、そこもコンクリートのうちっぱで照明も落ち着きブラウン系。どことなく雰囲気が似てる。
fika fika cafe ブラウンシュガーラテ
royal petit gardenとハム・タマゴ・チェダーのホットサンド
オーダーしたのはグリルドアップルバーガー¥1350とセットでコールドブリューアイスコーヒー¥150。お客が少なかったのもあって注文してすぐにきた。
プレート全体はこちら
手早く撮影して、早速一口っていきたいけどバンズ熱っ!熱々はうれしいね。具材は下から、レタス、トマト、パティ、チェダーチーズ、グリルドオニオン、グリルドアップル。ギュッと潰して一口。パティもチェダーチーズもグリルドオニオンもアップルもどれも熱々。
チェダーチーズがしっかりとメルトしてパティの旨味と熱を見事に包んでる。デフォルトでマスタードが塗ってあって、ゴツゴツとした粗挽きのパティと良く合ってます。
料理の中のフルーツが好き派か嫌い派に別れると思うんだけど、自分は好き。酢豚のパイナップル、ポテトサラダのリンゴとか生ハムメロンとか全然あり。あとフルーツではないけど豚汁のサツマイモ。なにが言いたいかっていうと味を構成するうえでの甘味ってことなんだけど、このグリルドアップルバーガーのリンゴは味覚の要素でいうと豚汁に入っているサツマイモに近い感じ。かなりナチュラルに食べれる。
ハンバーガーにケチャップをかけて食べるけど、自分は使うとしてもかなり少なめ。ケチャップって甘味と酸味があって、その酸っぱさが少し苦手。バーベキューソースの方が酸味の角がとれててスモーキーさもあって好き。
このグリルドアップルは酸味がほとんどなくて、ほのかな甘味がある。ハンバーガーの中で酸味のない甘さが絶妙なポジションをとっていて驚くほど調和してる。食べててなるほど、そういうことねってなったわけ。たぶんだけどオーダーする人は少ないと思う。けど美味しいから、味覚IQが高い人はチャレンジして欲しいな。
ちょっと残念だったのがコールドブリューのアイスコーヒー。苦味というか焦げた味が前面に出ていた。深煎りの豆で無理矢理作ってるか、過抽出になっているかだと思うんだけど、これは改善の余地ありだね。
ガールライクなKABUTOS cafe(カブトス)
小田急線の鵠沼海岸駅のカブトスカフェに行って来ました。このカブトスカフェ、まじで駅の目の前。カブトスカフェまでは家からチャリで15分くらいなのでチャリでGO。今日はよく晴れて15度くらいあるのでドンピシャのチャリ日和でとにかく気持ちがいい。
途中、クンピーのラーサク、カイマンでチャーピク。(満開のピンクの桜を見つけて写真撮った)
今は3月上旬なのでオオカンザクラかな。
店に到着し、早速注文。
今回オーダーしたのは鵠沼チーズバーガー¥1200とアイスコーヒー¥200。ランチにはサラダとスープが付いてきます。
カップサラダのドレッシングが美味しい。レーズンとなんかナッツの砕いたのが入っていて、いいアクセントになってる。
スープが香味野菜のスープで、勝手にコンソメ系のを想像してたんだけど、トロッとして甘めで美味しかった。カップの底に肉の繊維が残ってたので、ビーフブイヨンでも使ってるのかな。とにかく美味い。
バーガー到着。
オープンバーガーで見た目はほんとキレイ。モッツァレラが素敵にメルトしている。ソースは自家製のタルタルとトマトチリソース。パティにお好みで塗って食べます。ここのタルタルは見事な旨さなのでタップリ塗ります。トマトチリソースは少しピリッとしてるくらいであまり辛くないのでこちらも塗ってきます。
塗り終わったらレタスといっしょにアボカドを持ち上げてパティに乗せて、最後にバンズのクラウンの部分を乗せて完成。
ひと口目はパティまでたどり着かなかったけど、2種類のソースとトマトとアボカドで十分に美味しい。ベジタブルサンドとして成立している。二口目でパティに。モッツァレラのクリーミーなコクとしっとりしたパティのジューシーさで口の中は最高。モッツァレラとパティとタルタルのコンビネーションは抜群で、メッシ、スアレス、ネイマール時代のバルサ並みの破壊力がある。
そこまで大きいバーガーではないし、野菜の量も多いので女性でもペロっといけると思う。
あと特筆しておいた方がいいのは、アイスコーヒー。酸味、香り、苦味とキレが素晴らしい。サードウェーブ的な果実味からすっきりとした苦味に味がグラデーションしていって、レベルの高い丁寧な仕事が窺える。
シェフの方の接客が柔らかくて、満足。
大迫力 茅ヶ崎BY THE WAY
今回は茅ヶ崎の鉄砲通りにあるBY THE WAY。2014年にオープンして、すでに名店としての貫禄があるお店。店の向かいには幼稚園と中学校があって、平日の昼間に行くと陽当たりもよく、キッズの声がして非常にポジティブな雰囲気を感じます。
BY THE WAYって聞くとレッドホットチリペッパーズのアルバムを思い出す。中学から高校の始めまでけっこう聴いていて、今何年かぶりに聞きながら書いているんだけど、さすがに懐かしい。当時は気が付かなかったんだけど、フォークソングの影響が強く牧歌的でかなりコーラスワークが効いてる。
残念ながらフリーのベースがビシバシ系のスラップではないんだけど、アンサンブルと落ち着いたグルーヴに重点が置かれていて、耳を集中するとなかなか哀愁のあるラインを弾いていることに気付く。フリーのベースの歌心を十分に感じることはできると思うな。特に2曲目のuniversal speakingと9曲目のmidnightはこの観点で聴くと異常なクオリティがあるね。
興味がある方はCalifornicationと併せて聞くことをオススメ。ジャック ジョンソンが好きな人だったら、この2枚は違和感なくいけると思う。
座った席の目の前には大迫力のヘラジカの剥製。
青を基調とした店内に違和感なく溶け込んでいて内装にセンスを感じる。
決して広くはない店内だけど脱力的開放感と湘南的プチトリップな雰囲気は圧巻。
今回注文したのはゴルゴンゾーラチーズ&ベーコンバーガー¥1550。ランチだったのでドリンクが付いてます。
ここのお店はパテを最後にジャックダニエルでフランベしているらしく店内に甘い香りが漂っている。
しっかりとゴルゴンゾーラがメルトしています。サイドはポテトと冷製のコーンスープ。この冷製のコーンスープは特徴的。ひと口で一気に飲み干すくらいうまい。
ポテトにはバーベキューソースが付いていて、全体のプレートはこちら。
パテがカリカリに焼かれていて、しっかりと塩気が効いている。フランベしてあることもあり、ひと口で他のお店との違いがわかると思う。なので最初のひと口目は集中して食べましょう。あとバンズに歯応えがあってパテの存在感に負けてない、そこも特徴。
ゴルゴンゾーラのいい意味での青カビ臭さとベーコンの香りがあいまって、なかなかパワフルな味。
見事だなって思ったのがトマト2枚とピクルスの酸味で、ゴルゴンゾーラとベーコンの塩気がうまい具合に中和されている。特にトマトの水分で喉通りがいい。挟んである野菜の種類と量で全体のバランスを調整するバーガーセンスは食べ進めていくなかで驚いた。
次もまた楽しみに来たいと思います。
エッグサプライズ クッカーズグリル
この日も15時頃にクッカーズグリルに。やっぱりこの17時までランチがやってるっていうのは助かる。
今回注文したのがスペシャルメニューのテリヤキエッグバーガー。
甘ダレとクラッシュしたタマゴなんて日本人で嫌いな人はいないでしょ。コンビニのサンドイッチでも鳥の照り焼きとタマゴのコンビはうまいもんね。
そんなことを考えていたら到着。
クラッシュタマゴのボリュームとパテにかかったテリヤキダレのシズル感がたまらない。
プレート全体の佇まいもクールで凛としています。
潰してひと口。甘ダレとタマゴのまろやかさとバンズで完結するくらいうまい。それにしっかりとした歯応えのある炭火パテが組み合わさってなかなかの破壊力。今回もひたすらにかぶりついてバーガーと対峙する。
このくらいパテに肉の原型が残っていると食べ応えがあって個人的には好み。今回も大満足。ごちそうさま。
神奈川のレジェンド ハングリータイガー
今回は辻堂のハングリータイガー。辻堂駅からちょっと距離がある。けど、歩いて15分くらいなので食後の腹ごなしにはちょうどいい。
さてこのハングリータイガー、神奈川を代表するレストランですが2000年初頭の経営危機で店舗数が全盛期の33店舗から3店舗まで減少。そこから働く従業員の満足を追求する営業戦略に舵を切り完全復活を遂げます。ハングリータイガー独自の福利厚生があり、近年はなにかと注目される企業です。
一番ハングリーなのは客でもマスコットキャラの腹ペコタイガーシェフでもなく、ハングリータイガー自身のような気がしますね。
今回注文したのがハングリーチーズバーガーのお飲み物セット。ハングリータイガーのバーガーだと一般的なグルメバーガーの定義からは少し外れそうな気がしますが、この店が好きなんで楽しみに待ちます。
しばらくして到着。ピクルスまんま一本に今年創業50周年の気概を感じます。
違う角度がこちら、
まさかのズーチーノーメルト(チーズに熱が入っていなくて溶けてないの意)。ここら辺が専門的にやっているか、そうじゃないかが鮮明に表れます。
気にせず一口。レタスにソースがかかっていて、しっかりした味なのでケチャップとマスタードはいらなそうです。ポテト専用で使いたいと思います。このソースがタルタルとサウザンアイランドが混じったようなヤツでなかなかの旨さですね。
最初はガッカリしたチェダーのスライスチーズなんですが、予想に反してイケますね。というのも火を通してメルトするとチーズはコクと風味が強調されるんですが、そのままだとけっこう味がします。サンドイッチに入っているチーズのイメージですね。
あとパテ220gはデカイです。普通150gくらいだと思われるので、そのぶんバンズも大きくなるので持ったときに重さを感じます。
あんまり注文する人があまりいないのか、ハングリーバーガーがテーブルに置かれると周りの視線を感じるので、そこら辺もトータルでよろしいんじゃないかと思います。